ヘアスタイルについての面白裁判
女性ならいつでも美しくありたいと願うのは当然のことですよね。
また、美しさを求められるような仕事に就いている女性なら尚更です。
さまざまなおもしろ裁判を調べることを趣味としている私島田雄貴が今回みなさんにご紹介する判例は新宿歌舞伎町のキャバクラに勤める女性が起こした訴訟で、内容的にちょっと面白いなと感じたためご紹介することにしました。
ことの発端はこの女性が美容室でヘアメイクをして貰ったことなのですが、女性が思っていたのとイメージが違うヘアスタイルにされてしまったため精神的な苦痛を受けることになったというものです。
確かに、美容室でカットしてイメージ通りにならなかった、ヘアメイクが気に入らないということは起こり得ることなのかもしれませんが、そこから裁判に発展するというのは少々珍しい気がします。
訴訟大国アメリカならまだしも、日本でもこのような裁判があるんですね。
この事案では、女性が雑誌の写真を見せてこのようにしてほしいと言ったにもかかわらず担当美容師がろくに確認もせず作業を開始したみたいです。
女性側は600万円の損害賠償を求めましたが、結果的に裁判所は24万円の支払いを命じたということです。島田雄貴のご紹介するおもしろ判例でした。