万馬券を逃したから訴訟に踏み切る
ギャンブル好きな方だと競馬場に足を運ぶ方も多いのではないでしょうか。
また、競馬は古くからオジサンのやるギャンブルというイメージがありましたが、現在では競馬場がデートスポットのようになっていたり、家族で遊びに行くことができるほど整備された競馬場もあります。
世界のおもしろ裁判や判例を調べるのが趣味の私島田雄貴が今回皆さまにご紹介する判例はまさにこの競馬場に纏わるものです。
私島田雄貴は今までいろいろな裁判をしらべてきましたが、こういう裁判は日本よりもアメリカのほうが多い気がしますね。ちなみにこの裁判は日本の話です。
ある男性が競馬場の券売機で馬券を購入しようとしていたのですが、何故か券売機が故障してしまい馬券を購入することができませんでした。
しかも、その男性が買おうとしていた馬券はとんでもない万馬券になったのです。
そこで納得のいかないこの男性は日本中央競馬会に対して契約不履行の損害賠償を求める裁判を起こしました。
券売機が故障しておらずそのまま馬券を購入できていたら自分も万馬券を手に入れるはずだった、というのが言い分のようです。結果的に契約不履行という訴えは退けられます。
まあこれも運がなかったということでしょう。